永劫回帰する洗濯
今日、というかもう昨日ですね、は仕事が休みでした。
私の仕事は土日休みではなく、結構ばらばらだったりします。
大概は日曜+水曜か木曜、みたいな感じです。週に二回休みがあると言う点では一般的。
そういう訳で、天気予報も晴れだったので出かけようと思っていたのです。
しかし私が出発する直前に小雨が降ってきたではありませんか。そして私のスマホの天気予報アプリも見計らうように予報を雨に変えました。
これでは天気予報アプリではありません。ただ今の天気を教えるだけのアプリです。今の天気なんて窓を開ければ一発で分かるので教えてもらう必要はありません。私は【予報】を知りたいのです。
しかし、そう思ったのもつかの間、10分後には晴れ間が見えてきました。私は急いでオートバイに跨って走り出しました。
しかしその数分後にバケツをひっくり返したような雨が私を襲いました。
調子に乗ってカッパを着用せずに走っていたので、衣服がビショ塗れになりました。
【バカにしやがって……】
空模様に毒づきながら、雨ニモマケズ走っていると、再び太陽が見えてきました。
私はぺらっぺらのシャツに薄い生地のスキニ―パンツといういで立ちだったので、みるみる内に乾いていきます。
そうこうしているうちにちょっと遠くにあるブックオフに着きました。
私は小説を何冊か適当にみつくろい、会計を済ませ帰ろうと店を辞去すると、腹の立つことにまた雨が降っていました。
私は本が濡れないようにビニルで包みバイクに積んであるコンテナボックスに放り込んで、雨の中帰宅しました。
またもや服がびしょぬれになりました。しかし、再び晴れ間が!
何回繰り返すんだ!
帰るころにはそこそこ乾いてきていました。
しかし雨にぬれる→乾く
を二回繰り返したことによって、むしろシャツの汚れが落ちたのでは?
そう前向きに考えることにして、休日を実りあるものに昇華させた私でした。