突然だが、先日廃墟へ出かけたのでこの場で写真を披露したいと思う。
目を見張るような美しい絶景とは程遠いので申し訳ないが、退廃に垣間見える美というものに少しばかりお付き合いいただきたい。
実に二カ月ぶりのブログ更新。更新をなおざりにしてしまった理由は、単にリアルの生活が少々忙しく、キーボードを打鍵する気が起きなかったからだ。
さて先日、ツーリングがてらに埼玉県の某所にある【矢納水力発電所】という所まで足を伸ばした。僕は学生時代から一貫して廃墟マニアなので、実を言うとこの場所は以前にも訪れている。解体されていないか気になったもので、今回再来訪した次第だ。
この廃墟、埼玉県の奥地――もう殆ど群馬県と言ってもいいくらいの所に位置する神川町というところに建っている。日帰り圏内だが、なかなかに時間がかかる。
では、ここらへんで写真を貼っていくことにする。
聞くところによると【矢納水力発電所】は埼玉県内最古の水力発電所だという。
【安全第一】の文字が剥落している。
当然かもしれないが、僕以外の【客】は一人もいない。
凍てついた時間に取り残されてしまった代物たち。
少し上から全体を見下ろす感じで。
もう使われることはないであろう手押し車。
床は所々崩落していて結構危険。穴を除くと地下が見える。落ちたら自力で這いあがれなそうな場所だ。
ひとしきり巡った後、廃墟との別れを惜しみつつ帰路についた。
このご時世なので外食は自粛。そのまままっすぐ帰宅。せっかくなので名物かなんかがあれば食べたかったのだが、仕方がない。
早く心おきなく外出できる時代が来てほしい。
そういう訳で、今回は「廃墟の魅力」をお送りした。
みなさんも是非廃墟の魅力に取りつかれてほしい。